やまぎ日報439「新曲を探して」

5月26日

昼からのロングシフト。帰って飲酒。いただいたお酒が貯まっているので、消費しようと最近は普段飲まない日本酒やワインを飲んでいる。日本酒は計量カップできっかり2合測ってそれ以上は飲まないようにしている。実に意識が高い。

 

 

5月27日

隣町の意識が高いパン屋でパンを買って、毎週恒例の小倉先生とのラジオ収録して、病院の夜勤へ。夜勤中でもしっかり睡眠を取り、化粧水と美容液を塗るようにしている。意識が高い。業務への意識は低い。

 

 

5月28日

夕方からショートシフト。新人の研修。大学生の研修生に「ちょうど君は息子くらいの年齢なんだよね。息子いないけど」と高田純次のような発言をしてしまった。

 

 

5月29日

休み。曲を一生懸命作る作る。なぜなら6月に全部新曲というヤバいライブを受けてしまったから。まだ1曲もできていなくてまずい。ビビって共演者たちに連絡をしてもいたら、2人ともまだ「未着手」とのことで安心した。安心している場合ではない。全員が共通してヤバいというだけで。新曲のネタを探している。アンテナがビンビンである。

 

5月30日

夕方から夜勤なので、夜勤中に質の高い睡眠ができるように夜勤前にサウナに行く。寝る前提で夜勤に行くのが異常ではあるが、これが私の日常。いつものサウナにふらーっと入ったら、キャプテンズのテッドさんがいた。偶然偶然。テッドさんはサウナでも「やさしさそのもの」であった。夜勤では、久しぶりにシフトに入るカザマくんに新しい端末操作をいろいろと教えていただが、私自身もよくわかっていないものだから、新人が新人に研修をしているかのような危うさがあった。2人とも大ベテランなのに。何事もなく平和に朝がきた。もちろん私は狙いどおり質の高い睡眠が取れた。

 

5月31日

夜勤明け。鎌倉へ行く。鎌倉で同行者が急に具合が悪くなり、喫茶店で介抱しておとなしく帰ってきた。おそらく落武者の亡霊か何かに取り憑かれたのだろうと、「鎌倉 心霊」でググっては「ほらほら!」と具合悪い人に向かって嬉しそうに見せていた私は大変デリカシーがない。鎌倉を離れたら元気になったので、本当に鎌倉殿の何人かが取り憑いていたのだと思う。

 

6月1日

休み。盆栽を見に行き、公園を散策するという、後期高齢者の日曜日の過ごし方。


この幹のうねりにめちゃくちゃシビれる私は変態なのだろうか(盆栽愛好家に失礼)


以前テレビでタモリさんが言っていたが、人間は歳を取っていくと動くものよりも静物に心惹かれるようになるそうだ。スポーツ観戦などに興味がなく、器や盆栽の美しさに萌えている私は、40代半ばにして早くも人生のエンディングの境地に達してしまっているのだろうか。

75歳を過ぎると後期高齢者というならば、44歳の私はRADWIMPSっぽく言うならば「前前前期高齢者」だろうか。そういう曲を書けばいいのか。