4月21日
昼からロングシフト。私はシフトの遵守率が非常に高く、お客様対応のホスピタリティも高いと自負している。しかし、テキトーな性格ゆえに案内の精度は高くない。これらを総じて職場での私の評価を自分なりに分析してわかりやすく表現すると、「ちゃんと来る外ヅラのいいぼんくら」である。我ながら的確な自己評価だと思う。
4月22日
小倉先生の仕事終わりで勤務先の学校に押しかけラジオ収録。小倉先生の授業が終わるのが15:40、私は16:00には現場を出て17:00出勤という、2人の勤務体制のわずかな穴を突いての隙間バイトならぬ隙間ラジオ。出会って4秒で収録。無事に収録を終え私はシフトイン。ちゃんと来るぼんくらは今日もちゃんと来た。
4月23日
休み。スケールのでかいものを目の当たりにして感動し、「自分の悩みがちっぽけに感じる」と表現したところ、「は?悩みなんかあるの?」と冷静に切り返された。ない。
4月24日
夕方からショートシフト。クレーム対応。傾聴と共感。寄り添っているように見せかけて、手元でドラえもんの絵を描いている。悪いと思ってないのに謝ることができるのは、私がこれまでの人生で生きるために習得したスキルである。
4月25日
病院の夜勤。普段は絶対に起きているお肌のゴールデンタイムを休憩で寝て過ごした。家にいるより夜勤に入った方が美容にいいかもしれないというパラドックス。タイムカード上では過労死レベルの同僚が、大変元気そうで肌艶がいいのも納得である。
4月26日
夜勤明け。雨が降ったり日が照ったりで、洗濯物をベランダに出したり入れたり。天気に翻弄される一日だったが、人間は本来そうあるべきだというポジティブな思考に至った。私はナチュラリストなのだろうか。乾燥機がほしい。
4月27日
明日からのレコーディングの準備をして、夕方からシフトイン。勤怠率100%を評価されて時給が上がった。
悩みがなくて、悪いと思ってないくせに謝れて、外ヅラがいいだけのぼんくらでも、この社会では「ちゃんと来るやつ」はえらいのだ。ちなみに姉による私の評価は「自己表現の下手なただのいい人」である。
今週何か写真を撮っただろうかと見返すと、

この安さを誰かと共有したくて撮ったこの写真しかなかった。
ちなみに誰とも共有していない。