よろしくなーおいなー

大学時代の友人でヒロタというのがいましてね。私と小倉と共通の友人だったのですが。ある時期、ヒロタのバイトしている焼肉屋の店長のモノマネというのが私と小倉の間で爆発的に流行していました。とは言っても、私も小倉もこの店長には一度も会ったことはなく、「店長のマネをするヒロタのマネ」といういわゆる間接モノマネだったのですが。「おーヒロタとかいったなーよろしくなーおいなー」というのが定型文で、我々はこれをまったく関連のない人に対しても乱用しておりました。「おー鵜沼とかいたなーよろしくなーおいなー」。

やがて、まだ会ったこともないこの店長へのイメージは我々の中でどんどん膨れ上がり、ついには「ヒロタにカルビの切り方を指示する店長」という特異なシチュエーションの想像モノマネへと発展しました。「薄くなー極力薄くなーおいなー」という、客に出すカルビをなるべく薄くスライスして原価率を上げようとする完全にセコい店長像が出来上がりました。会ったこともないのに。

なぜそんなことを思い出したかというと、今日は久しぶりにピザを食べましてね。ぼくは決して食が太くないのと、お酒を飲みながら炭水化物が取れないので、ピザの生地はなるべく薄い方がありがたいんですね。まさに注文の時「薄くなー極力薄くなーおいなー」なのであります。あんまり普段食べないので知らなかったんですが、とても薄いのがあるんですね。

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スーパークリスピーとかいったなーよろしくなーおいなー