合唱曲のトラウマ

曲作り中にネットサーフィンをしてて(絶対ダメなやつ)、YouTubeで中学生の合唱曲をいろいろ聴き漁っておりました。懐かしいだけでなく、改めて聴くとなんていい曲。歌詞もとてもいい。何より20年経った今でも歌えてしまうという洗脳力!イカくさい中学生時代がフラッシュバックしました。

うちの学校だけでしょうか。1年生の時はポップでキャッチーな曲なんですよね。「怪獣のバラード」とか「Let’s search for tomorrow」とか。明日を探そう!ですからね、ポジティブこの上ないですよね。ところが!2年、3年となると、難易度が上がるのはいいとして、「どうしてそうなった」と抗議したくなるほど暗く陰鬱になってきます。悲しいを通り越してきれいに歌われると軽くホラーレベル。私はピアノが弾ける男子ってことで万年伴奏者という扱いを受けておりましたが、「木琴」という曲はこわくてもう弾きたくありません。思春期のPTSDです。

そして極めつけは忘れもしない中3の合唱コンクール、なぜか「鼓動」というどマイナーな曲を選曲した我がクラス。今ググっても出てこないくらいアングラな曲なんですが、「鼓動」って言われると「生きてるってなんだろ!生きてるってなーに!」みたいな躍動感ある曲を想像しません?ところがこれが雪山で遭難した2人を描いた曲で、歌詞の最後が「私の体液が凍りつくまであなたの鼓動を聞いていたい」という、絶望しかない後味を残してフェードアウトしていくという…。

思春期に聞いた鬱な曲が私の体液にこびりついているのかもしれません。

それでは聴いてください。「木琴」