2016年1月20日。ウラニーノ号は広島へ向かいました。朝8時に中目黒に集合(小倉は群馬から前ノリ)。夜21時の広島エフエムさん生出演に遅れないよう、十分な余裕を持って12時間前出発でございました。天気は快晴!渋滞はないし富士山もきれいだし、足柄サービスエリアでスタバ寄っちゃうし。優雅なドライブでございました。
ほら、下ネタ罰金課されてもこんなに浮かれちゃってるし。
しかし!よかったのはここまで!名古屋あたりで暗雲立ち込めてきまして、いや~な予感がしてきたところに、行く手を阻む新名神高速通行止めの表示。なんと大雪のために三重県を通過する新名神高速の一部が完全に閉鎖されてしまいました!
渋滞の末、亀山で高速を下り下道へ。これ以上はこのタイヤでは進めん!たまたま見つけたタイヤ屋さんでスタッドタイヤを購入。
きたきた!タイヤきた!タイヤ屋さんの作業着のお兄さんが神様に見えましたねぇ。しかし履いていたノーマルタイヤを後部座席に積んだため、後部座席でははるかさんがタイヤに囲まれてハマショーのアーティスト写真みたいになっておりました。
そして下道で峠越え。雪はどんどん深くなり、峠の真ん中あたりで渋滞どころか完全にストップしてしまいました。どうやら前方でノーマルタイヤの車両が多数、雪にハマって立ち往生している模様。「なんだよ!おい!スタッドレス履いてこいよ!」とキレる我々(←さっきまで思い切りノーマルタイヤ履いてた)。
夜の生放送には到底間に合わないため、急遽電話出演に切り替えていただきましたが、ここでもっと切実な大問題が発生いたしました。「トイレに行きたい」。そうです。完全に雪道でスットプしてしまっている上に、周囲はサービスエリアもコンビニも民家すらない山道。しかし、背に腹は変えられない。車を降りて熊でも現れそうなけもの道に侵入し、失礼いたしました。おしっこで雪に「渋滞」と書きましたねぇ。しかし1度してしまうと2度目3度目はもう慣れたもので、次からはもう遠慮も何もなく車の脇にちょいと降りて、後続車のトラックの運転手さんに「やぁどうも」的な笑顔を振りまきつつジョバーっとできましたね。
結局広島に着いたのは午前2時。約19時間でございました。10年以上ツアーやってますが過去ベスト3に入る苦難の道でした。後で聞くと我々が超えた鈴鹿峠はドライバーの間でも全国的に有名な「難所」らしく、避けて遠回りする人も多いそうです。まさに我々のバンド史に残る「鈴鹿峠の悲劇」でございました。
トイレにいくわたし
帰ってくるわたし