絶対に笑ってはいけない場面ほど…。そんなことを前々回の日記で書きましたが、これがまさにですよね。蝶野さんが笑っちゃう有名なシーン。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=AEIkMoDFLGM[/youtube]
「時は来た。それだけだ」
何度見てもいいシーンですね。猪木さんにいたっては、「おめえは誰に怒ってんだ!」と1人ずつ問いただしていきながら、最終的に「まぁ、それはさておいて」ですからね。そりゃ蝶野さんも笑っちゃいますよね。「猪木問答」の一部始終はこちらにありました。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=-2QNh0LHkOw[/youtube]
初めてこれを見た時には絶句しました。プロレス全然知らないけど、これだけで猪木さんってすごいんだなとわかりました。こんな問答あります?「おめえはそれでいいや」、「見つけろ、てめえで」。言わせておいて最終的には「おれに言うな」って、もう神ですよね。
プロレスで思い出すことといえば、小学生だったか中学生だったかの頃、友達が通学路の茂みで拾ったエロビデオの上映会をしたときのこと。当時はネットとかなかったから、エロ本・エロビデオの類いは「拾う」という原始的な入手法しかなかったのです。そして需要と供給が見事に成り立っていたのか、これがまたよく落ちていた。「○○くんが拾ったらしいぞ」という情報は仲間内ですぐに広まり、さっそく拾った英雄の家に集まり、お母さんが留守のタイミングを見計らって上映会は始まりました。その時、お母さんが帰って来た時に素早くビデオを入れ替えて、カモフラージュするためのいわばダミービデオが「ザ・グレートムタ」というプロレスラーの試合のビデオでした。おそらくお兄ちゃんのビデオかなんかだったんでしょう。思い返してみると、2回くらいムタの試合見たので、2回くらいお母さん帰ってきましたね。考えてみれば大変危険な行為でした。玄関のドアの音が聞こえるくらいにテレビの音を最小限に設定し、ダミーのグレート・ムタのビデオをしっかりと握りしめ、息を潜めて見たエロビデオの内容はすっかり忘れてしまいましたが、なぜかお母さんが帰ってきた一瞬にカモフラージュで流れたグレートムタの映像だけははっきりと記憶に残っています。あのもののけ姫の獅子神さまみたいなメイクをして毒霧を吐いていたレスラーが武藤敬司さんだと知るのはずいぶん後年のことなのですが。
バンドマンにもプロレス好き多いですよね。メタル・ハードロック専攻の方に多いです。一度生で観てみたいなぁ。
「明るい未来が見えません」「見つけろ、てめぇで」
そのとおりだと思う。やっぱり猪木さんはすごい。