ゴールデンウィーックがいつの間にか終わってしまった。オワタ。ワロタ。
連休らしいことは特にしていないのですが、新潟に行ってきましたね。3月に亡くなったおばあちゃんの四十九日の法要。納骨でございます。
絶対に笑ってはいけないシチュエーションの時ほど、ささいなことがツボにハマってしまい、冷や汗が出るほど笑いを殺す時ってありません?先生が真面目な話をしている時に隣のやつが屁をこいたりとか。ぼくはラジオの生放送で小倉発言がツボには入ってしまい、太ももをちぎれんばかりにつねったことが何度かあります。
で、納骨の時。宗派によってもやり方は違うと思うのですが、お骨はお箸でつまんで、お墓の中へと入れていきます。その時に、お墓にはろうそくとお線香が焚いてあるのですが、箸でつまんだお骨をお線香の煙に少しかざしてからお墓の中へと入れるそうです。お坊さんからその指示があり、では「お一人ずつどうぞ」となって、納骨の儀が始まりました。お坊さんがすぐそばでエンドレスでお経を唱えてくれている中、一人一人お骨をお墓へ入れていきます。
ぼくの番が近づいてきました。ぼくの前には従兄弟の「ひろくん」がスタンバイしておりまして、ひろくんは僕と同じ年でなかなかの天然なナイスキャラなのですが、彼の番になった時に彼が驚くべき行動を取りましてね。ひろくんはお箸でつまんだお骨を、お線香の煙ではなく、何を思ったか隣のろうそくの火にかざして炙っているではありませんか!違う!そっちじゃない!すぐ叔母さんのツッコミが入りましたが、それを見てしまった瞬間ぼくのお笑い中枢は一気に沸点に達しまして。まずい。ここで吹き出しでもしたら不謹慎極まりない。お坊さんお経唱えながらめっちゃ見てるし。しかし。皆さんはお笑い用語で「天丼」というのをご存知ですか?ボケを重ねて笑いを取る手法。教科書どおりでいけば、「ちょいちょい!ろうそくじゃないよ!お線香の方!」とひろくんにツッコミを入れつつ、自分もろうそくの方にかざす。「お前もかい!」って、実に美しい流れになりますよね。おばあちゃん、ごめんなさい。
おばあちゃんの骨はカサッと渇いた音を立ててお墓の中に滑り込んで行きました。あっちでごはんが食べられるようにと、おばさんがおばあちゃんの入れ歯をお墓の中に入れていました。久しぶりに再会したおじいちゃんと、おいしいものでも食べてるかな。
その日はおばあちゃんの家のすぐ近くをSLが通るというので、ちょいと見に行ってみました。快晴の空にどす黒い煙をもくもくと吐き出しながら豪快に進むSLは相当かっこよかったです。