流行語

曲作り中です。ライブがないと、集まるのは週1回のラジオ収録だけ。しかも収録はどこでもできるので、小倉くんが昼過ぎに山岸家にやってきて、10分間の番組をワンテイクで収録し、コーヒーを飲みながら小一時間ほど雑談して帰っていきます。先週は流行語大賞の話になり、結局そのまま二人で妖怪ウォッチの第1話を鑑賞しました。平日の昼下がりに家を訪ねてきてお茶すすりながら二人でテレビを見ているという、近所のじいさんたちのような風景でありました。

しかし最近の子どもは「妖怪」と言ったらジバニャンのようなあの愛らしいキャラクターたちしか浮かばないそうです。こなきじじいや砂かけばばあ、ぬらりひょんといったおどろおどろしい妖怪を知らないのかぁ。ぼくなんか妖怪「あかなめ」がこわくてこわくて、小学生のころはお風呂に入るのが恐ろしかった。

さて、我々が流行語大賞トップ10入りを期待していた「ワンオペ」は、残念ながら入りませんでした。よほどワンオペ時代の苦労を根に持っているのか、小倉くんは心底悔しそうでした。食べ物の恨みは恐ろしいと申しますが、食べ物を提供する側の恨みも根深いものがあるなと感じました。

「集団的自衛権」と「ダメよ〜ダメダメ!」が大賞を受賞しましたが、続けて「集団的自衛権はダメよ〜ダメダメ!」というふうに読んだのはぼくだけではないはず。選考委員のイデオロギーを感じました。考え過ぎでしょうか。

ちなみに、毎年流行語大賞の裏で密かに発表しています小倉語録大賞。2014年も数々のとんちんかんな発言を繰り出してくれました。今年は名前を間違えるという分野が秀逸でした。オカモトズのハマ・オカモトくんを「オカ・ハマモト」と言いました。それじゃハマモトズになっちゃいますね。1年以上ベースを弾いてくれているはるかちゃんを突然「しずかちゃん」と呼んだこともありましたね。まさにうちの「レジェンド」。

 

浅田次郎著『五郎治殿御始末』

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先輩に借りた本。とてもよかったです。