青春

 

日記の更新が滞りまくっていました。青春について考えていたふうな、9月から10月。

9月19日、赤坂天竺で弾き語り。リハ後に日枝神社に参拝しました。けっこう深刻な案件の神頼みで行ったのですが、参道の長い階段を登る途中で蚊に刺され、本殿に辿り着いた時には神頼み事案が「デング熱にかかりませんように」に変わっていました。共演にハンサム兄弟の判治さん。大学生の頃ハンサム兄弟が大好きでよくライブに通っていました。当時買ってサインをもらったCD「理由なきハンサム」はまだ大切にしています。そのサイン、「判治28才」と書いてあります。13年前!あの時の判治さんをとうに追いこしていました。しかし判治さんは相変わらず身体も存在もでかかった。いい夜でした。アンコールでは出演していないラッコタワーの重田氏がステージに登壇。そして酔っ払って天竺にハーモニカを忘れる。

9月20日、北海道へ。羽田空港の駐車場が激混みで、運転手小倉が危うく飛行機に乗れないところでした。保安検査場のお姉さんが鬼の形相でした。北海道童貞の小倉くんはレンタカーで北海道の大地を走りながら「やっぱり空気が違う!」と感動しておりましたが、群馬も似たようなものではないだろうかとは言えませんでした。モエレ沼公園というところで、我々は言ってみれば花火の前座。花火があまりにもロマンチックで、それを見るよさこいのパフォーマンスをした学生さんたちの青春一直線っぷりが眩しすぎて、絶対あの後カップルが何組か誕生したと思います。アキオカマサコさんが歌う「私たちの主題歌」素晴らしいです。夜はすすきのの街へ。イカの刺身がまだ動いていました。踊り食いって、自分が踊りながら食べることだと中学生くらいまで思ってたな。

9月21日、寝ている小倉を起こさないようにホテルを早朝に抜け出し、飛行機で新潟へ。ロストインタイムの海北くんとTHEハブ人間と弾き語りで共演。THEハブ人間のステージに、年も一緒でバイトも一緒のマブダチということで、THEマブ人間として参加しました。10年以上のつき合いがありながら、ステージで一緒に演奏するのは初めてでした。しかしそれを見ていた海北くんが、「二人だけ共演して…おれがハブ人間じゃん」とぼやいていた。鈍行で旅をしている海北くんに触発されて、翌日は鈍行で東京まで帰ってやろうと決意。しかし後半、鬱になりかけました。

9月23日、はるかちゃんの紹介でガガガSPに呼んでいただき、渋谷スターラウンジでライブ。青春パンクを90才まで続けるというコザック前田さんに触発され(ウィキペディアで調べた)、我々もパンクじゃー!と3人でラモーンズのTシャツをH&Mで購入。ほとんどラモーンズ聞いたことないのに。ガガガSPのライブ素晴らしかった。前田さんが口に含んで吹き出した水を聖水のように喜んで浴びるお客さんたちが素敵だった。ぼくがやったら客席はモーゼの十戒状態になるでしょう。せっかくの機会をいただいたので玉砕覚悟で前田さんと飲みに行ってきました。玉砕どころか、前田さんはとてもやさしくていい人でした。ある意味今回の発起人はるかちゃんも、「やまぎくんと前田さんが飲むのを見届ける」と言って来てくれました。そのまま眠らず始発で帰っていったはるかちゃんが、一番パンクスでした。

10月4日、金沢でA(c)の一生青春フェス。A(c)、10周年おめでとうございます。フェスらしいことを何かしたいと考えた我々は、「縦笛ハンター」でスペシャルゲストをステージに呼び込みました。スペシャルゲストと言ったら、普通だったらA(c)のそうじくんが出てきて一緒に歌うというのがイベント的にも美しいのでしょうが、我々が呼び込んだのは…hiRokiです。金沢のお客さんです。一般の方です。ただ「縦笛ハンターの世界観にピッタリハマる」というだけの理由で前日の夜に出演を依頼しました。ヒロキ本当にありがとう。ウラニーノ feat.ヒロキで、一生青春フェスを「一生童貞フェス」に変えてやりました。そしてトリのA(c)。満員のお客さん、ステージ袖で見守るバンドマンたち。素晴らしいイベントでしたねぇ。ガムテープで「一生青春」の文字を作り、30前後の出てきたお腹に貼ってステージに飛び出していったバンドマンを見て、こいつら本当に一生青春するんだろうなと思いました。そしてそれはすごく誇らしいことだなと。そうじくんとひさみちゃんの結婚&ご懐妊というサプライズ発表がされた瞬間の客席のどよめきはすごかった。そのインパクトが強すぎてその後の新譜の告知が非常に弱かったので、ここで言っときます。A(c)は来年新しいアルバム出しますよ!いろいろおめでとうございました。これからもよろしくね。

LINEでヒロキに出演オファーをした小倉の文面は、

「縦笛のラップをお願いします。あと近くのコンビニでiTunesカードを買ってきてください」

でした。